マンション前に戻り、車を降りた恭弥。
スミセンを静かに処分できる場所を探すのはダエルに任せると言い残し、恭弥はマンションへと帰ってゆく。
自宅に入ると、父がお粥を作っていた。
今日の出来事を話してから、母は体調を崩してしまったらしい。
それを聞いて、不安そうな表情を浮かべる恭弥。
翌朝。
学校に向かう車内で、父と会話する恭弥。
ゴント(シャフランの会社)の役員とつながりのある人物と連絡を取れたから、突破口を見つけて見せると宣言した。
父はお礼を言ってくるが、まだ学生だってことを忘れるな、と忠告してきた。
「はい」と素直に返事する恭弥。
正門から入ると、ダエルが腕組みして立っていた。
朝の挨拶をしているようだ。
恭弥がくると、互いに視線を送っただけで意思疎通を図る。
授業を受ける間、眠そうにしている恭弥。
自分の顔をつねって何とか眠らないようにしている姿を、隣に座る美紅が微笑んで見ていた。
放課後には、運動部の1年を引き連れてランニング開始。
4人は息を切らしながらも、なんとか恭弥に着いてこようとしていた。
その姿を応援する制服姿の美紅。
さらに離れたところでは、姫野が運動部の様子を眺めていた。
夕暮れ時になり、制服に着替えた恭弥が帰ろうとすると、美紅が一緒に帰ろうと言ってきた。
でも恭弥には例の計画があるため、約束があると言って断った。
「誰と?」と不安そうな美紅。「女の子?」
「須賀先生だ」と恭弥が言うと、美紅は「私も一緒に行く」と言い出した。
「ダメだ」と言い残し、恭弥はそのまま歩き去った。
校舎内を少し進むと、今度は姫野が声をかけてきた。
でも恭弥は、今日は忙しいからまた今度な、と言って進んだ。
その足で、ダエルがいる運動用具の倉庫へ。
中にいたダエルは、鏡の前でネクタイをしめていた。
恭弥は、ダエルが準備してくれてるはずの着替えを要求したが、ダエルは車の中で着替えるようにと言ってきた。
高校教師という立場上、私服の学生を車に乗せるのはまずいらしい。
「天下のダエルが怖気づいてるのか?」と恭弥がからかうと、
「はっきり言って、教頭は怖いっす」とダエルは顔をしかめた。
「でも、スミセンはぜんぜん怖くねえっすよ」と表情を引き締めるダエル。
ダエルの車でホテルに到着した。
地下駐車場で待機するというダエルに、どうせスミセンにはダエルだとバレてねえんだから、ラウンジ近くのカフェで待て、という恭弥。
でもダエルは、コーヒー一杯でも高いといって遠慮した。
「カミさんは怖いんす」とはにかんでから、「スミセンはぜんぜん怖くねえっすよ」と表情を引き締めた。
でも結局、恭弥の近くにいたほうが作戦を実行しやすいと認め、ダエルは車を停めてから戻ってくることになった。
黒い衣服に身を包んだ恭弥がホテルに踏み込み、ロビーでミシェルを探す。
もう7時になろうとしているが、まだミシェルの姿は見えない。
そこへ、ある男性が「お久しぶりです」と声をかけてきた。
五十嵐と名乗るその男性は、光輝と最初にあったとき、光輝への言葉遣いで恭弥に叱責してきた男だった。
五十嵐はこのホテルで、専務として働いているという。
何か必要なものがあるなら用意する、とも。
「うせろ」と恭弥が一言口にすると、五十嵐は真顔のまま「分かりました」と返事して去っていった。
このホテルも暴力団の縄張りだと知って、面倒だと思う恭弥。
ソファに座って少し待っていると、ミシェルたち3人が姿を現した。
フランス人美女が3人も登場したため、ロビーにいた人たちがざわざわと注目し始める。
戦いの開始に、表情を引き締める恭弥。
引用:ピッコマ

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