「本番はこれからだ」というメッセージが届き、一瞬表情を堅くした恭弥だが、すぐに気持ちを切り替えた。
陰でコソコソしやがって、真っ向からかかってきやがれってんだ、と思いながら、授業を気怠そうに聞くのだった。
運動部の部員を部室に集め、須賀先生が退院するまで活動休止となった旨を報告する恭弥。
もともといじめられっ子だった4人だが、少し明るくなったようで、元気よく「はい」と返事した。
恭弥はちょっとため息をついて、何やってんだオレ、と我が身を振り返る。
隣に立つ美紅は、そんな恭弥を見て「?」を浮かべてる。
帰り道も恭弥と一緒に歩く美紅。
いつまでついてくる気だ? と思う恭弥だが、美紅は楽しそう。
ふと美紅から、「これから一緒に勉強しよう」と誘ってきた。
「しない」と一蹴する恭弥。
美紅はあからさまに落ち込み、ガックリ項垂れてしまう。
恭弥は「これから先生のお見舞いに行くから、今度な」とフォローを入れた。
すると美紅は、私も行く、と言い出した。
そうくるとは思っていなかった恭弥は、期末テストが近いから勉強しとけ、と言って回避しようとする。
でも美紅は、運動部のマネージャーだから、ついて行く、とキッパリ。
なんとかしたい恭弥は、先生が怪我したのはアソコだから、女子がくるのはちょっと…と言ってどうにか納得させた。
ダエルの病室についた恭弥は、スマホにきた大金に関するメッセージについて尋ねた。
スミセンが何か隠してる、というダエル。
しかし恭弥の背後には、そのスミセンの姿があった。
ダエルとスミセンは、いつの間にか相部屋になっていたのだ。
スミセンには日本語が通じないため、ヘラヘラ笑っている。
ダエルが言うには、退屈だし怖いから、スミセンのほうから相部屋を願ってきたそうだ。
スミセンのほうに体を向けた恭弥は、フランス語で会話を始めた。
スミセンが言うには、300万の預金と1200万の株、合わせて1500万を3人で分けるつもりだ、とのこと。
「だからなんでオレらと分けるんだ?」
するとスミセンは、「オレなりの誠意だ、許してもう一度仲間にしてほしい」
恭弥とダエルが断っても、勝手に振り込むとまで言ってきた。
ダエルに対して恭弥は、「金を分けるから仲間にしてくれってさ」と通訳した。
「ざけんな」とダエルは顔をしかめた。
金と引き換えに仲間になろうなんて、何か隠してるな、とダエルは見抜く。
恭弥も同感だったため、スミセンに隠し事してないか追求した。
脅し気味に強い口調で問い詰めると、要するにスミセンは、寝返った自分は狙われるんじゃないか、こんな体じゃ自分すら守れない、と思っているのだった。
金を分配すれば、報復のリスクを恭弥やダエルにも背負わせることができる、と考えているのだ。
「理由はどうであれ、大金だぞ」とスミセン。
恭弥は、どうするかはダエルに任せることにした。
ダエルに向かって笑顔を振りまくスミセンを見て、ダエルは表情をしかめたが、結局はスミセンの言い分を飲むと言った。
「ありがとうリーダー、サンキューダエル」とスミセン。
スミセンはさらに、もう1つお願いがあると言う。
日本で暮らすことにしたのだから、日本語教師と退院後の家を見つけてほしい、と。
図々しい奴、と言いながら、恭弥はOKした。
ミシェルとその友達のセシルに頼めば、なんとか叶えられそうな願いだ。
ふとダエルがスマホをチェックし、変なメールが来ているのを確認した。
「首を洗って待ってろ」とある。
おそらく、恭弥に送られてきたメッセージと同じ相手が寄越したメールだろう。
引用:ピッコマ

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