体育教師が戦地で共に戦ったダエルと分かり、恭弥はタメ口で話していた。
なぜそんなに日本語がうまいのかを聞くと、体育教師は「わかんねっす」と答えた。
そして体育教師は、戦地での最後について話した。
リーダー(恭弥)がやられてからすぐに、ダエルも撃たれてしまったそうだ。
しかし夜中に目が覚めると、すでに体育教師の体に乗り移っていた。
隣にいた妻も目覚めて、日本にいることに気づいた。
話を聞いた恭弥は、タバコをくれと頼んだ。
しかしダエルは、ここでのタバコは禁止だ、とタメ口で言ってきた。
恭弥がすぐに「なんだと?」と表情を厳しくすると、ダエルはすぐに語尾を敬語にしなおした。
どうしてもタバコが吸いたい恭弥だったが、体育教師になったダエルは譲らない。
結局は恭弥が我慢して、互いに表情を緩めるのだった。
生き返った時期もほぼ同じだが、高校生になった恭弥と違ってダエルには妻がいる。
「嫁さん抱いて良かっただろうな」と鎌をかける恭弥に、
「大満足してるっす」と口元を緩めるダエル。
そんな他愛ない会話の後、なぜそんなに騒ぎを起こすのか、とダエルが聞いてきた。
恭弥は、向こうからけしかけてきたんだ、と答える。
そして、再びフランスに戻る予定であることも。
ダエルは驚き、「またあの地獄に戻るんすか?」
「内通者がいる」という恭弥。「そいつを捕まえない限り、死んでった奴らに顔向けできねえ」
それを聞いたダエルは、夏休みに一緒に行きましょうと言い出した。
「オマエはガキの指導でもしながら生きろ」と恭弥。
ダエルが、しっかり準備しながら指導するつもりっす、と言うと、
「ガキ相手に準備なんて、肝っ玉が小さくなったのか」と恭弥はおちょくる。
ダエルにしてみれば、ガキ相手にビビったのではなく、何か違和感を感じているということだった。
高校生のケンカにしては、ナイフや釘バットを用いるなんて普通はありえないからだ。
日本人の恭弥だが、連中は銃も持ってなかったし、「そうか?」と首を傾げた。
ダエルが言うには、連中のバッグには暴力団がいるとのこと。
確かじゃないけど、可能性は高いと言う。
夏休みまでにそいつらを片付けてから、一緒にフランスに行きましょう、とダエルは続けた。
とりあえず恭弥は保健室に向かい、一眠りすることにした。
保険の先生に一言言っておくよう、ダエルに頼んで。
眠っている恭弥の元に、何者かがやってきた。
気配を感じて目覚めた恭弥は、そこに鬼塚が立っているのを見て、ギラリと睨みつけた。
鬼塚は起こしたことを詫びてから、「これ食えよ」と食料を渡してくれた。
鬼塚が言うには、放課後に後輩が挨拶に来るそうだ。
この学校の番長はお前だ、と頬をかきながら言う鬼塚。
恭弥が「うせろ」と言うと、鬼塚はそそくさと去っていった。
恭弥が廊下を歩くだけで、生徒たちはさっと道を避けるのだった。
どうやらすでに、恭弥が番長になった噂は広まっているようだ。
教室の前まで来ると、そこで待っていたらしい美紅だけは普通に近づいてきた。
恭弥のカバンを手渡してくれた美紅は、怪我の心配をする。
カバンを受け取って一緒に歩くと、何者かが後ろから声をかけてきた。
振り返ると、屋上にいた4人の女子ではないか。
恭弥が平手打ちを見舞った姫野がしゃしゃり出て、「あんたに会いたがってる人がいる」と言ってきた。
でも恭弥は「ざけんな」と言い残し、美紅とともに去ってゆく。
話しながら校舎を出た2人。
美紅が言うには、姫野さんは男子と遊んでる噂があるから気をつけてね、とのこと。
でも恭弥は、フランスの女がどう遊んでるか知ったら失神するな、と思っていた。
道路まで出ると、人相のよくない4人の男が待ち伏せていた。
黒い車で来たらしい。
写真を確認した男たちは、恭弥に「こっちこい」と声をかける。
ダエルが言ってた奴らだと、恭弥はすぐに察した。
美紅は手を震わせながら恭弥の制服を掴み、「行っちゃダメ」と心配そうに見つめてくる。
でも恭弥は軽く「大丈夫」と言って、男たちの元へ向かう。
西恭弥であることを確認してきた男に対し、「そうだが」と答える恭弥。
礼儀がなってねえ、と怒りを表す男を前に、恭弥は相手の実力を測っていた。
相手は4人だが、まともにやりあえば大したことはない、と。
でもここは学校の真ん前だけに、場所が悪い。
相手の1人が、ケンカをしに来たわけじゃないから、車に乗れ、と言ってきた。
そんなやりとりを、少し離れたところから心配そうに見ている美紅。
引用:ピッコマ

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