第32話

ダエル(須賀)が意識を取り戻したときいて、すぐさま向かう恭弥。

恭弥を見るなり、ダエルは「余裕っす」と冗談をかました。

スミセンとの戦いにも、オレもかなり殴ったから引き分け、と言うだけの余裕を見せた。

怪我の具合を聞かれた恭弥は、アバラと手を痛めたことを話す。

ダエルの家族には交通事故にあったことにしてある、という話をしたあと、ダエルはジャケットからタバコをとって欲しいと言ってきた。

一服するダエルに、羨ましそうな恭弥。

「教師の前でタバコはダメっす」と言われて、なぜか真面目に従うのだった。

自分が倒れてからの経緯を聞きたがったダエルに、恭弥は話して聞かせる。

話し終わると、ダエルは頼みが2つあると言い出した。

「2つのうちどちらかは必ずきいてください」と。

1つ目は、シャフランとの対決は明日は見送ること。

西モータースの契約の件もあるし、相手の目的はスミセンの引き渡しである。

それなら、また命をかける必要もないし、契約が白紙になるよりは見送るべきだと。

恭弥は表情を引き締め、「オレがなんて言うと思う?」

「シャフランは明日ぶっ倒す、とか?」

「わかってんじゃねえか」

この答えはダエルも予想していたのだろう、2つ目の頼みを言ってきた。

「スミセンに会わせてください」

「今?」

スミセンは、明日ホテルに連れていって引き渡したら、もう会えなくなる。

だからダエルは、最後に何か言ってやりたいことがあるようだ。

恭弥はすぐに動き、病室の外にいた暴力団に車椅子を持ってこさせた。

ベッドに横たわり、誰か来たことにビビるスミセン。

目を包帯で覆っているスミセンには、相手が見えないのだ。

ダエルを連れてきたと、フランス語で伝える恭弥。

恭弥は、日本語しか話せないダエルとの通訳を買って出た。

ダエルは一つ息を吐いてから、「テメエのことはもう許してやる」

恭弥はその言葉を伝えたくなかったようで、フランス語でこう言った。

「明日ここを出たら、戦場で死んでいった隊員たちに一生許しを願いながら生きるんだな」

するとスミセンは恭弥に、本当にゴッド オブ ブラックフィールドなのかと聞いてきた。

スミセンは、恭弥が暗証番号を聞き出すためにシャフランから雇われてた奴だと考えたらしい。

恭弥はもう一度、スミセンが現地人を襲った際にボコボコにしてやった話をする。

それはシャフランが知らない事実だと言って。

それでもまだ信じられないスミセン。

しかしスミセンは恭弥から、戦場でダエルにいくらお金を借りたか、何回借りたか、さらにはダエルの財布を盗んだ話を聞かされ、恭弥がやはり戦場でのリーダーだった、あの西恭弥であることを認めるのだった。

恭弥とダエルが別の体に生まれ変わったことを信じられない様子のスミセンに、恭弥は「ありえるんだよ」と言うのだった。

そして恭弥は、フランスに帰ったらもう二度と俺の前に現れるな、と付け加えた。

タバコを吸いたがったスミセンに、ダエルが一本くれてやる。

吸わせたのは恭弥だ。

日本のタバコはうまいと呟いたあと、スミセンは「シャフランの暗証番号なら知ってる」と言い出した。

さらにスミセンは、このままフランスに帰れば殺される、と自分の未来を予期していた。

自業自得だ、という恭弥に、助けてくれるならシャフランの暗証番号を教える、というスミセン。

しかし恭弥は、「汚い金に興味はない。助かりたいなら自力で解決しろ」

するとスミセンは、赤坂とお台場に中国と韓国のマフィアが10人ずつ来てる、と話し出した。

スミセンの引き渡しの際に、そいつらも行動を起こす、と。

それを聞いた恭弥は、明日まで待つより今夜シャフランを倒したほうが楽なんじゃ? と考えた。

助かりたいスミセンは、自分が日本支社長になる、とも。

そうすることで、西モータースに有利に働こう、という意味らしい。

「笑わせんな」と恭弥。

するとダエルが割って入り、日本語で意見を述べた。

シャフランの暗証番号を手に入れた方法をスミセンから聞き出し、夜が開ける前にマフィアを倒す。

そして明日の契約が済んだらすぐにシャフランも倒せばいい、と。

スミセンを日本支社長にする方向も見据えて話し合う恭弥とダエル。

ダエルはスミセンを許しているため、シャフランの元に返して殺されるのを見過ごすより、日本で語学の講師でもやらせればどうか、と提案してきた。

とにかく恭弥は、シャフランの暗証番号をどうやって知ったかと尋ねた。

スミセンはすぐに、「ゴッド オブ ブラックフィールド」がシャフランの暗証番号だと口にするのだった。

引用:ピッコマ

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