「帰ったら説明しますから」と言って、スマホを置く恭弥。
元の恭弥(いじめられてた恭弥)に対し、心で呟く。
オマエのやり方とは違うが、自殺するよりはマシだろ、と。
(元の恭弥が飛び降り自殺するシーンが描かれる。)
タワーマンションでは、ソファに並んで座る両親が恭弥の帰りを待っていた。
「帰ってきたら、ただじゃおかない」と、父は眉根を寄せながら口にした。
「何か理由があるはずよ」と母。
父はさらに、「あの事件からおかしくなったと思わないか? 別人みたいだ」
と、そこへ恭弥が帰宅した。
髪型が変わっているのを見て、ちょっと驚く両親。
座りなさい、と言われた恭弥は、無視して部屋に向かった。
父は立ち上がって追おうとしたが、恭弥はすぐに戻ってきた。
「見てください」と言って、テーブルの上にノートを置いた恭弥。
両親がノートを手に取り、見ると、そこにはいじめにあっていた恭弥が書き綴った恨みの言葉がびっしりと!
ため息をつく父、涙を流す母。
本当なのか、と父に聞かれて、恭弥は「はい」と答える。
すると父は、なぜ何も言わなかったんだと、表情を硬くして声を荒げた。
心配させたくなかった、と恭弥。
九死に一生を得たから今は何も怖くない、と真剣な眼差しで付け加えた。
理由を聞いて納得したのか、父は少し穏やかになって腰を落ち着けた。
「復讐して気は済んだのか?」と父に聞かれて、答えずにいると、「怪我はないの?」と母が聞いてきた。
「はい」と答えると、父はそれならいいと言い、さらにこの件は父さんがなんとかすると言ってくれた。
「その代わり、また同じようなことが起こったら、ちゃんと話しなさい」と約束させようとする父。
「こんなことはもう起きません」と恭弥。
父は「万が一」を強調し、母は何も知らずにいたことを謝ってきた。
泣き出す母を慰める父。
そんな両親の姿をみた恭弥は、元の体だったときの家庭環境を思い出した。
飲んだくれの父が、恭弥と母に酒を要求してビンを投げつけてきた日のことを。
「約束します」と恭弥は頭を下げ、部屋に戻ろうとした。
と、父のスマホがなって、何やらフランスとの取引について話し出した。
書類不足で税関を通れないから、10万ユーロを振り込んでくれ、と言われたようだ。
10万ユーロといえば、約1300万円もの大金だ。
早く振り込まなければ、損害が大きくなると言って、すぐに動こうとする父。
ドアのところでその額を聞いた恭弥は、「俺が話します」と言って、不思議そうにする父からスマホを受け取った。
相手は父を社長と呼び、30分以内に入金しないと全部廃車処分になる、と言ってきた。
そこで恭弥は、フランスの相手に繋いでもらい、フランス語で何やら交渉を始めた。
それを聞いて、びっくりする両親。
すぐに決着し、送金しなくても税関は問題なくなったと、恭弥は父に告げる。
喜ぶ父に、恭弥は冗談を言った。
「もしまたミスがあったら、アルジェリアの傭兵に事務所を吹っ飛ばさせさせると言っておきました」と。
フランス語について母に聞かれた恭弥は、ネットで学んだ、と答えた。
部屋に戻り、ベッドで仰向けになった恭弥。
体も弱いし、フランスに行くのは延期しようか、と考えていた。
両親を置いていくのも忍びない。
でも結局、回復したらここを発つんだ、と決意した。
授業前の朝、学校の机に突っ伏して眠っていると、鬼塚たち5人が恭弥の机を囲んだ。
「ついてこい」と言われたが、顔を伏せたまま「うせろ」と言い返す恭弥。
「白井(美紅)がどうなってもいいのか?」と言われ、恭弥は上体を起こした。
引用:ピッコマ

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