神代は、五十嵐はその辺の組員にやられたのではなく、まるで暗殺者にやられたようだ、と言う。
恭弥にも身の危険が迫っていると察している神代は、「お前のところにもウチの連中をやる。たまには素直に好意に甘えろ」と言ってきた。
「わかったよ」と恭弥。
そして今度は、恭弥からも情報を話し出した。
実は今、恭弥の周りの人たちに脅迫メッセージが送られていること。
どうやら恭弥がホテルで失くしたスマホを誰かが拾い、その拾ったやつがおそらく脅迫メッセージを送っていること。
「詳しく話せ」という神代に、恭弥は話した。
相手は山本組で間違いないと見た神代は、俺らの仕事だから手を出すな、と言ってきた。
電話を切った後、恭弥は考えた。
五十嵐をやったのも、脅迫メッセージも、山本組の可能性はある。
しかし、まったく別の犯人がいる可能性もある。
だから恭弥は、山本組を攻めることより、周りの人を守ることを決意するのだった。
業者が運動部の改装にきていた。
大金を得たダエルが自腹で払い、運動器具を整えることにしたのだ。
ダエルは脅迫メッセージに関しても調べていたようで、経過を話してくれた。
犯人はどうやら、海外から専用ソフトを使って送信しているらしい。
仮に犯人が国内にいる山本組だとしても、同じ手口でやれるそうだ。
逮捕までには時間がかかるが、脅迫メッセージはもう送られて来ないように警察が処理してくれた、とダエルは言う。
しかしそのタイミングで、ダエルのスマホにまた脅迫メッセージが届いた。
「もう送られて来ないんじゃなかったのかよ?」と不満を口にするダエル。
どうやったかはわからないが、せこい手を使ったのだろうと判断した。
ダエルから食事に誘われた恭弥は、「ちょっと約束があってな」と断った。
警護サービスのオフィスで、京極社長と対面する恭弥。
京極の隣には、もう1人の人物もいた。
2人ともかなりがっしりした体格で、警護のプロという雰囲気が漂っていた。
見せかけだけの警備会社じゃないな、と思って、恭弥は少し安心していた。
状況はおおむね聞いている京極は、脅迫メッセージの他に何かあるかと質問してきた。
「まだ何も」と恭弥。
ところが、京極にしてみれば、怪しいメッセージのためだけに高額な料金を払うはずがないと思っていたため、
警護を受ける人たちの安全のためにもと、心当たりを恭弥に聞いてくる。
恭弥が口を結んでいると、信頼を得るためか、京極はこれまでの実績を語ってくれた。
総理の警護をしたことや、国家機密を知っていること、これまで問題を起こした過去などないことも。
すると恭弥は正直に、暴力団が関わっているかもしれない、と伝えた。
京極は、先手を打つという手もあるというが、恭弥は警護だけを願い出た。
ここで京極の隣にいた岩田が、軽い言葉で口を挟んできた。
全国の暴力団でもうちの社長には頭が上がらない、だから先手をうって解決しましょうよ、と。
恭弥が怒りの表情で岩田を睨む。
すぐさま京極社長が、「失礼だぞ」と岩田を嗜めてその場はおさまった。
サインする恭弥に、条件通り警護対象者には気づかれないように守るのでご心配なく、と伝える京極。
恭弥は、とくに須賀先生には絶対にバレないようにと念を押した。
プライドが高い人なので、と。
契約が完了して恭弥が去ると、岩田は「金があるからって生意気な」と口にした。
すると京極は、岩田がこの道8年のキャリアがあることを確認した後、恭弥の凄さについて語るのだった。
「君には分からないのか? 彼は間違いなく、何度も生死の境を経験し、多くの人をあの世に送っている。若い頃の非武装王と同じように」
自宅に戻り、部屋で脅迫メッセージについて考える恭弥。
そこへ、不審な番号から電話がかけられてきた。
相手はラノックだった。
盗聴を防ぐために情報局の番号で掛けたという。
今から会えるか、顔を見て話したい、と言うラノックに、電話でも話せますよね? と返す恭弥。
明日は学校のテストだから、と。
でもラノックが「シャフランはまだ生きている」と言うと、恭弥はすぐに待ち合わせのホテルに行くと伝えるのだった。
引用:ピッコマ

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